構築
構築経緯
眼鏡ハバカミと鉢巻パオの火力が異常過ぎたため軸として採用。
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多少サイクル出来た方が上記の2体の圏内に入れやすく、対面操作で通しやすい盤面を作れそうだったのでS5最終2位の構築からチョッキカイナとオボンアマガをパクる。
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悪テラスパオが増加してきたことと、ヘイラッシャの地割れに屈したくなかったのでフェアリーテラスHB身代わりキョジオーンを採用。
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筆者のプレイングが雑なためそれを補うため、なんやかんやできそうな珠ミミッキュを採用。
個体紹介
ハバタクカミ@こだわり眼鏡
特性 古代活性 テラス:フェアリー
実数値:133(20)‐×‐80(36)‐205(252+)-156(4)‐180(196)
最速110族抜き+1
最速110族抜きの調整が多かったため耐久を削り素早さに振った。
とにかく火力が高く、一貫する技を撃つだけでサイクル崩壊まで狙えるやばいやつ。眼鏡だったので受け出しを許さず、半減だったとしても耐久に振られていないサーフゴー程度であれば後からテラスタルを切ることで倒すことができた。耐久も意外と高く、不一致等倍程度であれば耐えて返しの一撃を与えることができる。ただ前期よりもセグレイブなどの先制技持ちが増えてきて体力の管理は前期に比べ大変だと感じた。また不用意にテラスタルを切ると神速やマッハパンチが当たるようになるため多少は考えて切った。
パオジアン@こだわり鉢巻
特性:災いの剣 テラス:フェアリー
実数値:155(0)‐189(252+)‐107(52)‐×‐85(0)‐181(204)
技:氷柱落とし/かみ砕く/氷の礫/テラバースト
無振りディンルーの地震を大体2回耐えるくらい
氷柱の怯み、砕くのBダウンなどの確率の恐怖を押し付けられる壊れポケモン。
とは言いつつも鉢巻パオジアンの本来持つ破壊力で試合を決することの方が遥かに多かった。1サイクル目はヘイラッシャなどで受けられても連打することでBダウンの試行回数を稼ぎ、なによりテラスタルを切らせて次回のサイクルからはどの技が一貫するかを見極めてサイクル崩壊を狙えた。礫の範囲もとんでもないので初手で暴れて最後にスイープという形もしばしばあった。フェアリーテラスはミラーで有用だったり、半減されにくい命中安定のテラバーストを撃てたりで使い勝手が良かったが悪テラスの超火力も魅力的だったので環境や構築次第でテラスタルを検討していきたいポケモンである。
テツノカイナ@突撃チョッキ
特性:クォークチャージ テラス:草
実数値:230(4)‐211(252+)‐128‐×‐120(252)‐70(0)
何の変哲もないみんなが使ってるカイナ。でもそれが強かった。
上記のエース2体ともスカーフのイーユイやサーフゴーに弱かったため採用した。無振りなのに物理も驚くほど固く撃ちあい性能が高かった。またほとんどの相手の下からボルチェンできたので対面操作が非常に楽で使いやすく楽しかった。宿り木系にも撃たれた後に交代できたこともポイントが高い。テラスは胞子対策で草にしたが最終日にキノガッサ入り構築にかなりマッチングしたため、初手投げして テラスタルボルチェン→眼鏡カミ降臨という形で毎度処理できた。
アーマーガア@オボンの実
特性:ミラーアーマー テラス:炎
実数値:205(252)‐107(0)‐154(116+)‐×‐123(140)‐83(0)
技: アイアンヘッド/蜻蛉返り/羽休め/挑発
前述の最終2位の型を追い風から挑発にしただけ
キョジオーンがフェアリーテラスなためハッサム入りなどに多く選出した。ブーストハバカミ対策でもあったのだがほとんどマッチングせず少し腐り気味だったのが悲しい。ただ追い風を抜いたためにエースを通しづらくなっている部分があって辛かった。また挑発を採用するならしっかりSに振ってチオンジェンあたりまで抜けるようにしておくと便利かなと使っていて感じた。この構築一番の要改善ポケモンではあるがアーマーガア自体は可能性のあるポケモンであるため来期はもっと良い型を模索していきたい。
キョジオーン@食べ残し
特性:清めの塩 テラス:フェアリー
実数値:207(252)‐120(0)‐196(228+)‐×‐110(0)‐59(28)
技:塩漬け/身代わり/守る/自己再生
悪テラスパオ対策のHBフェアリーテラス+ラッシャを絶対許さないS28振り
地割れラッシャが不快すぎて生まれたキョジオーン。鉢巻カイリューも流行っていたため神速と逆鱗の両方をテラス込みで半減以下にできたのはえらい。やはり身代わりがあるとTOD性能が一気に高まるのでエースで無理やり1匹倒してからのTODも強かった。しかし最近はミミッキュやガモスなど色々なポケモンから身代わりを張られ起点にされることも少なくはなかったためこれからはヘビボン搭載型などの新たな切り口が必要な気がする。
ミミッキュ@命の珠
特性:化けの皮 テラス:フェアリー
実数値:131(4)‐156(252+)‐100(0)‐×‐125(0)‐148(252)
技:じゃれつく/影うち/鬼火/呪い
技が当たれば強い。外して負けた試合は数知れず。
最近のミミッキュはヘイラッシャなんかに簡単に受けられてしまうし、周りの素早さが早くて剣舞を積むことすら難しいと感じたため高耐久ポケモンや積みポケモンを確実に処理するために呪い、テラスタルを切るかもしれない物理アタッカーにとりあえず撃てる鬼火を採用した。この構築だとテラスタルを切っていないディンルーやチオンジェンが重くなりがちだが、ミミッキュであればテラスタルを誘発しながらテラスタイプに関わらず一定の活躍をこなしてくれた部分が非常に良かった。初手に投げても裏から投げても強いまさにこの構築の縁の下の力持ち的存在だった。
選出
基本選出
パオorカミ+キョジオーンorアマガ+カイナ
初手のパオかカミで圧を与えてテラスを誘発してサイクルで疲弊した相手にエースを刺し込む。初手でエースがやられると相当きつくなるので不利対面な可能性がある場合はしっかり引いてボルチェンや蜻蛉で対面操作を行う。
vsチオンドクガ
パオorカミ+ミミッキュ+カイナ
ドクガをカイナで、チオンジェンをミミッキュの呪いで交代させながらエースを通す機会をうかがう。こちらも初手にエースを投げておくと相手が勝手にテラスタルを切ってきたり無理な交代を誘えるためよいかもしれない。
vsディンルー展開系
ミミッキュ+パオorカミ+カイナorキョジオーンorアマガ
この型のミミッキュは対面結構強いので初手がディンルーでなくとも呪いと鬼火で何とかなる。ディンルーが出てきたら鬼火をまいてテラスを切らないようならじゃれつく、切ってくるようであれば体力を見ながら呪いで退場してエースにつなぐ。
対面選出
カミ+パオ+ミミッキュorキョジオーン
物理受けや特殊受けの数に偏りがあるパーティに対して使う。キョジオーンでTODを狙いに行くか、ミミッキュの鬼火や呪いで相対的な火力補助を行って攻め切るのかを考慮して選出したい。
きつかったポケモンorプレイング
・デカヌチャン
エースが一発で倒せない且つエースを機能停止にさせることのできるポケモンであるため。最終日にあたったときはカイナでごまかしつつハバカミの圏内にいれてやり過ごした。
・炎テラバーストハッサム
アーマーガアの前でテラスを切られるときついし、鬼火も効かないので何もできない。
・身代わりミミッキュ
キョジオーンが選出されていた場合起点になるため。
・裏からキノガッサ
こちらのテラスタルを切った状態で出てこられると襷でないことを祈ることしかできなくなるため。3匹目を見るまではテラスを切らないことで対策としたい。
最後に
身代わりキョジオーンとアマガでラッシャは結構メタったはずなのにまあまあ地割れ連打に屈してしまって悲しい。来期はもっとサイクルよりな構築に挑戦して地割れラッシャ撲滅活動を進めていきたい。